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〜肩こりは肩が原因とは限らない!?〜

2018.11.26

 肩こりは、誰にでも起こり得る症状です。肩が重い、頭痛がするなどの症状を経験したことがあると思います。現代では小学生でも肩こりに悩まされることが増えてきました。
 今回は肩こりについてお伝えしていきます。


〇肩こりとは
 首すじ、首の付け根や肩または背中の周りが凝っている、張っている、痛いなどを感じ頭痛や吐き気などを伴うことがあります。
 肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、主に僧帽筋という首の後ろから背中までの幅広い筋肉が原因になります。他に関与している筋肉として、頭半棘筋、頭・頚板状筋、肩甲挙筋、棘上筋、菱形筋などが挙げられます。



〇なぜ筋肉が緊張するのか?
 同じ姿勢を長時間続けたり、悪い姿勢(猫背・前かがみ)、精神的ストレス、眼精疲労、運動不足、ショルダーバッグ、なで肩などが原因として挙げられます。
 特にパソコンを使う事が多い場合は、長時間同じ姿勢を続けてしまうため肩が緊張しやすく肩こりが起きやすいです。
 他にも顎のズレによっても側頭筋や咬筋が緊張し、顎関節や頭蓋骨がゆがみ頸椎がどちらかに傾いてしまうと胸椎、腰椎、骨盤と連鎖していき身体全体にゆがみが生じ肩こりや痛みにも繋がっています。また、身体の後ろ側ばかりを気にされがちですが、前側についている筋肉、上腕二頭筋、大胸筋、腹筋群の過緊張によっても肩甲骨が傾き肩こりや痛みに繋がっています。



原因の例
1.前面の筋肉の緊張による姿勢の崩れ。
2.顎のズレが頸椎のゆがみとなって緊張している。
3.運動不足や血流量の低下により緊張している。
4.眼精疲労や後頭下筋が緊張している。
5.下半身や骨盤のズレによる身体のゆがみ。



〇肩こりの予防とリハビリ
 予防
・同じ姿勢を続けずに適度な運動をする。
・胸椎の運動をする。
・入浴し身体を温め、リラックスをする。



 リハビリの内容
・リハビリでは痛みのある場所へ直接的に電気や温めを行います。
・姿勢や動き方を見て問題となっているものを特定します。
1.前面筋のストレッチやマッサージ
2.顎の位置の調整
3.背骨を動かす運動療法
4.後頭下筋のマッサージ
5.下半身や骨盤の位置調整
 などを行い調整していきます。


 肩が重い、張るなど悩みがある方は、当院の受診をお勧めします。

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